2012年1月9日月曜日

1月1日~7日「テレビは見てはいけない」

【今週の行動管理】
アナリストが65分、英語が225分、トレーニングが4日でした。
川崎5kmマラソンが2月5日(目標25分以内)、アナリスト試験が4月、TOEICが5月と、年前半に一気に勝負がきます。
これらを達成できるか否かで年後半の動向が決まると思いますので、気合いを入れていきます。
ちなみに以前立てた目標である11年末に体重68kgはダメでした。72kgでした。

【今週のひとこと】
最近、日経新聞で「C世代の・・・」という特集記事が組まれています。
多種多様な生き方、働き方を望み、実行している若者達が紹介されています。
一部の既得権益者が、自分の利得の事のみを考え、全体としては制度が行き詰る事間違いなしの日本。C世代が下から押し上げることによって、日本が良い国へなる事を望みます。

12月19日に長男が誕生しました。守るものが一つ増えました。今まで以上に頑張っていきたいと思います。


【今週の本】 
「テレビは見てはいけない」苫米地 英人著

最近のテレビ業界では「プロダクト・プレイスメント」と呼ばれる広告手法が流行っている。番組内でさりげなくスポンサーの商品を映し出し、視聴者には宣伝広告だと気づかせずに商品の性能や特徴をアピールするというもの。最近、テレビ番組をHDDに録画して、早送りしながら番組を見る人が増えてきた。当然、番組と番組のあいだのコマーシャルがスキップされることになる。そのため、プロダクト・プレイスメントのほうが従来のCMよりも効率がよく、確実に商品の情報を消費者に伝えられる広告だと認識され、どんどんふえる傾向にある。
テレビは同時に何千万人もの人に対して、同じ上昇を与えることができる。だからこそ「洗脳装置」として、非常に優秀な存在になったといえる。人間の体は、暑さを感じれば意識しなくても汗をかく。汗が蒸発したときの気化熱によって、体を冷やそうとするため。反対に寒くなれば、勝手に体がガタガタ震えて熱を生み出し、体を温めようとする。このように温度や湿度といった外部環境の環境変化が起こっても、生命を同一の状態に維持するために自動的に体が反応することを「ホメオスタシス」(恒常性維持機能)と呼ぶ。重要なのはこのホメオスタシスが脳の進化により、外部の環境変化に対応するだけではなく、意識の内部変化にも対応するようになっていること。人間は、カレーを食べれば「辛い」と思ったり、恋人と楽しい時間を過ごしているときは「幸せだなあ」と感じるように、つねに意識の中で「表現」している。これを心の内部の表現という意味で「内部表現」と呼ぶ。テレビは私たちの心の中に、臨場感を感じる空間をつくりだす。その情報が私たちの内部表現に変化をもたらし、自分が感じている空間の認識を変えさせて、結果的に自分自身を変化させてしまう。
テレビを政治に利用することに関しては、ご承知のようにアメリカがたいへん進んでいる。日本でも数年前に、当時の小泉首相がたいへんうまくテレビを利用して、国民的人気を得た。「ワンフレーズ・ワンポリティクス」などと呼ばれたが、「感動した!」「改革なくして成長なし」などの歯切れのよい短い言葉をテレビ電波に乗せることで国民に周知させ、実際の中身のくわしい説明は抜きにして好意的なイメージをつくりあげることに成功した。政治家は票を取りたいから、毎日のようにテレビに出ようとする。これは国民に誤った選択をさせる可能性がある。「立候補したい人は向こう三年テレビに出てはいけない」と公職選挙法に書くべきだと私は考える。
資本主義の世の中である以上、新聞は部数が売れてこそ経営が成り立つ。テレビも視聴率を追求するのは致し方ない。しかし、それによって中身が劣化してしまっては本末転倒。そこで大事なのが、メディア企業においては経営と編集を完全に分離すること。どの業種であれ、企業は社会の「公器」でなくてはならない。とりわけメディアは公共性が高く求められる業種である。視聴率が取れることや広告収入が上がること以上に、正しい報道がなされていることのほうがずっと大切である。

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