2010年11月1日月曜日

10月18日~10月31日 「香港大富豪のお金儲け」

また、更新が遅れてしまいました。読者の方々、申し訳ございません。
この2週間は英語を4時間勉強しただけです。

【今週の本】
「香港大富豪のお金儲け」林和人著

1章 私の運命を変えた3人の香港大富豪

170件!大金持ちへの新規開拓
大学卒業後、岡三証券に入社。国際部へ配属され、香港大富豪を相手に日本株のセールスをすることに。

・最初に出会った華僑大富豪コン氏
香港島セントラル地区。世界一金融機関の多い都市で、ロールスロイスの台数は世界一。その中心にある高層ビルの最上階に個人オフィスを構えていた老人がコン氏。「経済合理性(Reasonable)にかなうものしかお金は出さない」強烈な一言だった。これが佳境に共通する投資理念。「日本株は高い。下がる」と言うコン氏に日経平均プットオプションを提案。翌日、即入金。100万香港ドル(1500万円)であった。

・よい情報への報酬は当たり前
コン氏のプットオプションがみるみる値上がりしていたころ、ラスベガスにいるコン氏から真夜中に電話が。「一部売却しておこう」。3000万円を現金化した後、手元にはまだ8000万円の利益が計上されていた。後日、コン氏から「ラスベガスのお土産だ」と封筒を渡された。中には1USドルが。もちろん後日、コン氏の口座へ返金したところ、彼の逆鱗に触れた。

・運命のブレークファストミーティング
ある日、予てから門前払いを受けていた有名なファミリーの投手の秘書からFAXが・・・。「ブレークファストミーティングがしたい。ついては明日の8時に来てほしい」この財閥のオーナーはエリック・ホートン氏。「私は8000万ドルほど日本株で損をしている。君は50回以上、電話をかけてきて日本株を推奨してきた。そんな君と会う時間が本当に有意義かどうか5分でジャッジしたい」全身全霊を込めて東京スタイルを提案いた。3日後、FAXが届いた。「条件が揃えば発行済み株式数の33%、できれば51%まで買うことも検討する」とのこと。成功すれば100億円を超えるビッグディール。しかし結局、上司からの前金不足の許可が下りずご破算に。

・下着工場の中の最新鋭ディーリングルーム
日本製の女性下着を孫請け生産している工場の社長。ジョージ・E・タム氏。初回面談で日本の大手不動産企業と銀行の株式資料を出すと、長江実業とHSBCと比較しろ言われた。利益率、財務内容・・・何をとっても日本企業よりも香港のそれの方が上であった。10年後、長江実業の株価は48倍に、HSBCの株価は198倍に。「俺見みんなも投資に対して真剣なんだ」と言われ、案内されたのは金融機関顔負けの巨大なディーリングルーム。モニターが10台以上並び、10数台の電話機は全て地元証券会社のディーラーとホットラインで結ばれている。就労所得を持たない人生には大きなひずみを生じさせる。お金が人生を支配すると人間形成がいびつになったり、人とのコミュニケーションに話題性が乏しくなったり・・・。タム氏は対抗措置として、必ず実践していることがある。徹底的に目立たないように生きることである。「Low Profile」と言われる生き方。毎日、運動は欠かさずアルコールは一切飲まない。

・努力は必要、しかしそれだけでは成功しない
3
人の共通点・・・自分の仕事に真摯に取り組んできた来歴と経済合理性に基づく投資行動。「仕事を極めろ」言い古されたフレーズだが21世紀は「仕事を極めて人間性を磨き不労所得で財を成す」このフレーズでより豊かな人生が送れるであろう。

2章 お金がたまる華僑の発想術


鉄則①経済合理性を第一に考える 
経済合理性とは「感情」に流されず「シンプル&シャープ(単純明快)」にお金儲けの為の行をする合理性のこと。ある日、タム氏と私は行きつけのレストランに行った。顔見知りの従業員に払うチップの金額が半端でない。1000香港ドル(16000)をポンと出してしまう。タクシーやホテルを利用してもチップを払わないのに・・・一瞬不思議に思うが、冷静に考えると、今後も世話になる従業員に払うチップは必ず自分へのサービスとして返ってくる。全ては経済的合理性に則った行動である。

・価値の下がりやすいものには投資しない
華僑の間では1つの不文律がある。「流動性に最大限に考慮して銘柄を選ぶ」車やマンションなど100万香港ドルを超えるような高額消費の場合は特に流動性を考えて購入する。香港の高級住宅街の駐車場にはベンツが80%以上を占める。ポルシェやBMWは流動性が低く、中古車市場でもベンツよりも通常2割から3割も低く取引される。

・投資とギャンブル
「ギャンブルは不確実性」「投資は確実性の検証と判断力」「双方の共通点は利益が出た時に多大な爽快感と達成感にひたる至福の時を迎えること。ただ、結果が出るまでのギャンブル特有のワクワク感は投資にはない。不安感はあっても・・・」ギャンブルは本能に近い感情を伴う行為であり、投資は本能と感情を抑える経済行動と言える。

鉄則②お互いに儲ける
「人の集まるところにお金は集まる」タム氏は日本株買わなかったが、円は何度も買った。ある日、1万香港ドルをくれた。「これからの俺とお前の利益のシナジーを出すためのものだ」

・一度信頼したら徹底的に付き合う
華僑投資家達は一度信頼した人とは家族ぐるみで徹底的に付き合う。東京本社への転勤辞令があった時、タム氏に電話をした。「あなたのようにお金持ちになりたい」と言った。すると「徹底的に香港株を勉強しろ。お前が儲けることが俺が儲けることの前提条件だ。そしてのその逆も絶対条件だ」

・付き合う人を選ぶ3つの基準
タム氏に「何を基準にビジネスパートナーやブローカーを選ぶのですか?」と聞いた。「ハードワーク、インテリジェンス、トラストワージーピープルが基本だ」と答えた。つまり、よく働いて、創造的知識に富み、裏切らない。これが華僑に共通する「人を選ぶ基準」である。

・人脈にも当てはまる「クリティカルマスの法則」
「クリティカルマスの法則」とはある一定の段階に達すると、そこからは急激に成長するという法則。ex.英単語や数式など

・大老賽に続け
華僑には「大老賽に続け」という諺がある。「大老賽」とはトップを走るボスという意味。トップを走る人にはいい情報があるまる。だから、その人に続いて走っていれば大丈夫という考え方。

鉄則③お金に感情をはさまない
「お金儲け」と「感情」には密接な関係がある。感情はお金儲けの妨げとなる、よくない感情をコントロールするのは正しい知識だけである


3章 巨万の富を築く華僑の投資術

鉄則④資産は不労所得で増やす
スポーツやエンタテインメントなど実業で分野で特別な才能でもない限り、就労所得だけで大きな資産は築けない。ところが不労所得は正しい鉄則を知って、正しい方法を実践すれば誰でも儲けられる。

鉄則⑤一極集中投資こそ王道
華僑は誰もが「一極集中投資」で資産作りをしている。華僑の考えるリスクとは情報・認識不足を指す。

鉄則⑥国境を越えて投資する

・成長した場所には投資しない
①新しい資金が流れ込む
②制度の変化が起こる
③若年層や青年層が多い
これらの条件が揃えば華僑投資家はその巨大ば資金を動かす


4章 具体的な行動を起こす為のヒント

鉄則⑦常に3年先を検証する
「人間と犬・猫などの動物の大きな違いは??」将来の仮説ができること。不動産の波や景気や株式などの多くは現在から3年後には完成しているか変化している。その波の新たなステップまで仮説を立てる。そうすれば今何をすれば良いか、どんな種をまけば良いかわかる


【ひとこと】
時間、経済的自由を得るためには、やはりラットレースから抜け出す必要があると改めて実感しました。
そして、先週末は彼女が松山から来てくれていました。好きな彼女のためにもっともっと頑張らないといけないと思いました。

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